読売新聞 劇評。

以下、ネタバレ含みますので伏せつつ引用。


 北大路欣也をゲストに迎え、古田新太=同左=が新宿コマ劇場でチャンバラ活劇の“座長公演”に臨んでいる。大阪を拠点に、新宿の小劇場で東京公演を始めて20年。以来、数々の快挙を成し遂げてきた劇団を思うと、ある種の感慨にとらわれた。

 作者の中島かずきと演出のいのうえひでのりは、今作をお祭りの音楽劇と位置づける。新しい発見は少ないが、笑いのツボを押さえながら、役者一人ひとりに見せ場をこしらえた「いつもの新感線」が安心して楽しめる。

 舞台は、月生石という秘宝が採掘される南国の島。ここを治めるクガイ(北大路)と、その座を狙う大将軍(橋本じゅん)、クガイに敵討ちを挑むカルマ(森山未来)。この対立図式に、釜ゆでの刑を逃れた五右衛門(古田)や盗賊仲間のお竜(松雪泰子)、五右衛門を追う役人(江口洋介)、武器商人(川平慈英、右近健一)らが加わり、敵味方入り乱れての活劇となる。

 笑いをとりながら、決める時には決める古田、憎めない敵役の橋本、立ち姿と殺陣の動きがきれいな粟根まこと、パワフルな芝居と美声に磨きがかかる高田聖子……。新感線のメンバーがエネルギッシュな演技を見せれば、川平と森山が得意のタップダンスで競演し、江口が流麗な立ち回りで応じる。そして、北大路が貫録たっぷりの存在感で舞台を締める。

 群舞も含め、ダンス場面での迫力不足は否定できないが、歌える役者をそろえたことで、音楽劇としての魅力はパワーアップされた。北大路と松雪のデュエット、会場を独り占めする濱田マリの明るく小粋な歌声、川平のコミカルなナンバーと、見所も多い。



な!
立ち姿と殺陣の動きが綺麗な粟根まこと、ですと!
よく見てらっしゃる〜(笑)

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